【てつたま】伝説の蒸気機関車「貴婦人」C57がなぜここに? さらに新幹線のブレーキの秘密を探る 三原市の車両工場

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  • Опубликовано: 19 сен 2024
  • てつたまです。野川アナお願いします。
    【野川アナ】
    「はい、今週も三原市にあります三菱重工業・三原製作所をお届けします。
    今回は鉄道事業のルーツを取材しています。
    それでは…三菱重工業三原製作所の3つある工場のうち、今回は糸崎工場からスタートです。
    【野川アナ・三菱重工エンジニアリングセグメント経営企画部 三原管理課 江頭誠子さん】
    「さて、糸崎工場のとあるところに来ているんですけれども、江頭さん。こちらは、C57型蒸気機関車ですね」「はい」「実はですね、この三菱重工さんの糸崎工場にですねC57の76号機がいるのを私、以前から存じ上げていたのです」「え?なんでですか。これは特に公開はしてないですし…」
    ファンの間では、貴婦人との呼び名で人気のある蒸気機関車C57。その76号機は1974年から三原製作所で保存されていますが、その姿は敷地の外からは限られた場所でしか、見ることはできません。なぜ、野川キャスターが知っているのか、江頭さんも不思議そうに、いやきっと大いに怪しみました…よね?
    【野川アナ・三菱重工エンジニアリングセグメント経営企画部 三原管理課 江頭誠子さん】「やっぱりSLファンが多いですから、作られた一つ一つの機がですね、どういった運命をたどったのか。まとめたサイトがあるんですね。色々調べていくと、76号機、『三菱重工・糸崎工場に保存』あれ?広島じゃないのと。ここじゃないのという話になりまして。
    ちょっと貴婦人という名のニックネームですので、これから彼女と呼ばせて頂きますけれども。だから彼女も、長い旅路を経てここにいるということで」「はい」「ちょっといつかお会いする機会が来ないかなと願っていたところでした」「よかったです。彼女も会いたかったと思います」「いやー、ありがとうございます。ちょっと相思相愛かはちょっと疑問で、私の片思いの可能性が大ですけれども。ただこのC57がですね、江頭さんどうして三菱重工さんのここにあるんでしょう?」「はい、このC57。全部で201両製作されているんですけれども、そのうちの106両を弊社が製作しました。金沢や米子、そして岡山の機関区を37年間走って、そしてうちに帰ってまいりました」
    三菱重工業の鉄道事業がスタートしたのは、1910年。神戸造船所に始まり、1943年には、蒸気機関車や鉄道車両用のブレーキ専門工場として三原製作所が発足しました。
    76号機は、神戸造船所時代に完成した車両だったんです。
    【野川アナ・三菱重工エンジニアリングセグメント経営企画部 三原管理課 江頭誠子さん】「三菱重工さんが作った機ということで、こちらにあるんですね」「はい」「そしてこれがうちの新交通システムのルーツになっております」「今の今まで続いてきている鉄道技術のまさにオリジンの一機ということになるわけですね」「はい、そうなんです」「はー。やっぱりこのこの距離から見ると、貴婦人といえども迫力がありますね。ボイラーの部分だったりね。スラーッと伸びている感じがするんですよ。これが上品な感じがして、貴婦人というニックネームで。特にSLファンには名高いね、形式でありますけれども。こちらに三菱さんの社紋と製造の年が書いてありますね。昭和13年ですから、1930…」「38年」「38年。
    だからもう相当なおばあちゃんということになりますね。もう齢、80歳越えですね。
    うわーちょっと、言葉を失いますね。このむき出し感がたまらないですよね。なんかこう生き物だという感じが、SLについて僕は思うんですが、この1つ1つの部品が連動して動いて、この大きな体が動いていたんだなと、いやー感慨深いですね」
    蒸気機関車で培ったモノづくりの精神は、現在製造する新交通システムにも脈々と受け継がれています。そして次に向かったのも三原製作所のルーツと言える工場でした。
    【野川アナ・三菱重工エンジニアリングセグメント経営企画部 三原管理課 江頭誠子さん】「車両工場に続いて、こちらにご案内いただいてますけれども、ちょっとここ雰囲気違いますよね?どんなものを作っているんですか?」「こちらは電車に搭載するブレーキ装置の工場になります」「ブレーキね。縁の下の力持ち的な感じですけれども、絶対に欠かせないものですよね」
    三原製作所は鉄道車両のブレーキ専門工場として発足し、国内を走る多くの車両に採用されてきました。
    現在、広島県内を走るレッドウィングや新幹線にも三菱重工製のブレーキが使われています。
    ブレーキ装置は空気の圧縮機や制御装置、ブレーキキャリパなどから構成されていて、これらの部品を古浜工場で製造しています。
    これは新幹線のブレーキキャリパで、出荷前には正常に作動するか厳しいテストが行われます。
    【野川アナ・三菱重工エンジニアリングセグメント 空制工作課長 占部 克明さん】
    「新幹線のスピードもどんどん上がってきているわけじゃないですか。登場当初から考えると100キロぐらい上がっているわけですけれども、ここは日々、切磋琢磨しながらというか磨き上げながらというところですね」
    「高速からブレーキをかけるということは、かなりの高温になりますので、そういったところにも耐えられるような製品になっております。この新幹線用ブレーキですと、この装置自体はですね、国内で2社。ブレーキの製作会社があるわけですけれどもこの2社では、うちしか作れないと言ったものになります」「ちょっとやっぱり想像を絶しますもんね。300キロ前後出す車両を止めるとなると。ただギュッと止まればいいっていうわけじゃないじゃないですか?不快感ないですよね、新幹線のブレーキって。在来線用のブレーキとの違いってどういったところになりますか」「構造的にもちょっと違っていまして、こちら新幹線用はですね、いわゆる自動車やバイクなどでも使われるディスクブレーキ。在来線は車輪の外周面を押さえつけるような踏面ブレーキと言いまして、ちょっと構造が違うというものになっております」
    「ブレーキをかけるにあたって解除している時は、外側でこう止める部分っていうのが待機しているんだと思うんですけれど、そこと車輪のすき間っていうのは、どれぐらい空いているものなのですか」「大体ですね、5~6ミリの隙間がありまして」「5~6ミリですか?もうちょっと車輪がこうあったら、このくらい空いているのかな、ブレーキがガっとかかるのかなと思ったんですけど」「やはりブレーキをかけたい時にすぐブレーキがかかるようにいうことで隙間の管理もできるような構造になっています」
    「文字通り、本当にこの鉄道車両の縁の下の力持ちですよね。彼らがいなければ止まれない。私よく鉄道のトークをすると、ブレーキが効かないと言われるんですけれども、鉄道車両はそれでは絶対に困るわけですから。彼がしっかり止めてくれるという安心感ですよね」「車両のブレーキというのは、お客様が安心に乗れる、大事な製品と思っていますので、かけたい時にかけられる。品質の高いものをですね、これからも供給し続けたいと思っております」
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